弁護士が書面を作成するうえで、最高裁判例や下級審裁判例を引用したり、参考にしたりすることがあります。従来は、判例タイムズ等の法律雑誌を購入(定期購読)することが主流でしたが、法科大学院では、判例検索システムの利用が必須となっていることから、現在では、判例検索システムの利用契約を締結する事務所が多くなっていることと思います。当事務所では、交通事故案件に利用する判例検索システム(及び雑誌)として、以下のものを利用しています。判例検索だけで3つ契約しているというのは比較的多い方ではないかと思います。
1 ウエストロージャパン:交通事故民事判例集、判例タイムズの検索に便利です。
2 判例秘書:裁判所でも採用されているといわれていますので、当事務所でも契約しています。個人的には、判例タイムズに掲載される、裁判官が執筆した「記事」(PDF)をよく利用しています。
3 自動車保険ジャーナル:通常「自保ジャーナル」定期的に更新されるCD-ROMと雑誌(定期購読)の両方を契約しています。保険金請求事件についても解説されているのが特徴です。
4 交通事故判例速報:昨年、600号を最後に廃刊になってしまいましたが、当事務所では、300号から600号まで所有しています。交通事故に精通した弁護士が解説しているのが特徴です。