2024.08.23更新

 今年のお盆休みは8月16日も休めば9日間の長期休暇になるため、お盆休み中、観光地に行ったり、帰省したりする際に高速道路を利用した方も、多いかと思います。
 この点、高速道路を利用するにあたって避けて通れないのは、本線道路へ合流における合流箇所での交通渋滞です。

 この合流において、合流車線の先頭車両だけではなく途中の車両が本線へ合流した場合や本線車車両が合流車両の合流を譲らなかった場合など合流車線車両の本線への合流がバラバラな場合、双方車両のブレーキを踏む回数が増えるため、その分渋滞起きやすくなります。
この点、合流地点での合流方法としては、「ファスナー合流」が推奨されています(なお、日本の法令上、この合流方法は道路交通法上の義務ではありません)。
 この「ファスナー合流」とは、合流部の先端部分で、合流車線の車両と本線の車両とが、1台ずつ交互に合流する方法です。

ファスナー合流

参照図:NEXCO東日本
(https://www.e-nexco.co.jp/news/activity/2021/1115/00010502.html)

 ファスナー合流については、本線を走行している車両の運転者の意見としては、合流車線車両が自分よりも前に進むため、「ズルい」と感じる意見もあるようです。
 もっとも、合流を妨害すれば、接触事故の危険も増加するため、合流時の運転として、「ファスナー合流」を許容する心のゆとりを持った運転が必要かと思います。

投稿者: 小島法律事務所

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